戸建て耐震(補強)について-1

おはようございます。

 

耐震補強には色々と種類や工法が

ありますが、どのような家に効果が高いか、

注意すべき項目がわかるように書いて

いきたいと思います。(内容が多いので

複数回にわけようと思います。)

 

1.地盤がしっかりしているか?

まずは家を支えている地盤が強固でなければ

建物を強くしても地震の際には地盤が傾いたり

移動します。

東日本以降、不動産購入される方も地盤に

ついての検査、要望、説明などが増えています。

行政(市役所)によっては「古地図」が置いて

いたりするので、それを見て昔から現在までの

土地の履歴を確認しましょう。また、住所などの

地名からもある程度はわかります。

最近は山を切り開いて宅地にしたり(造成)する

所もあります。盛土(地面に土を埋めてフラットに

する)、埋立地などであれば液状化も注意

しなければなりません。

 

2.建物の基礎はしっかりしているか?

地盤と家を繋いでいる基礎が弱いと地震の際に

家の耐力を地盤に伝える事ができない場合が

あります。

特に昔の建物の基礎はコンクリートに鉄筋が

なかったり(検査で鉄筋の有無がわかる)、

ブロックでできている基礎もあります。

これは2000年告示で地盤の耐力に応じた

決まりができたので、それ以前は特別規定は

なかったです。

建物の1階床下から基礎の状態を確認する

事でどのような基礎の状態なのか判断が

つきます。

実際古い家を見ると独立基礎、玉石基礎

なっている事が多いです。そのままだと、地震の

際に横に滑って基礎と建物が外れる可能性も

あります。補強方法としては基礎に鉄筋

コンクリートを作って補強したり、木材の足元を

固定する方法となります。

 

次回は耐力壁、バランスについて書きたいと

思います。

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