中古住宅の耐震改修はどんな事をするのでしょうか?

おはようございます。

 

中古住宅での心配される項目の一つに耐震性能があります。これは昭和56年6月以前の建物は現在の耐震基準より弱いかったのです。施工当時に正しく工事が行われても今の建築基準法と比較すると倒壊の可能性がある・・・。そのような家が結構ありますよね。

 

そんな昔の建物でも耐震改修をすれば今の基準を満たすことは可能です。まず自分でできる事として、「誰でもできるわが家の耐震診断」で確認してみましょう。次に専門家による耐震診断を受けてみましょう。建築士等が半日程度家の構造を確認して、倒壊する可能性を評価してくれます。これは自治体によっては補助金が利用でき、費用が無料~数千円程度が多いです。

 

耐震診断の結果、工事にする事になった場合、どのような工事をするのでしょうか?大きく分けて4つあると思います。

・耐力壁を増やす、配置を変える。(耐力壁とは筋交いなどが入っている壁)

・屋根を軽くする。(瓦をスレート、金属などに変更)

・柱・梁の接合部を金物で留める

・基礎の補強を行う

全て必要する必要はありませんが、構造だけでなく、間取り、費用、工事範囲など総合的にどれが良いか専門家と相談して進める事になります。

 

耐震工事費用は全体で100~200万円程度が多いです。しかし、多くの自治体で補助金が50~100万円程度出るので、負担額も軽減します。万が一の時に備えて家の耐震改修をしましょう。

 

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