新築住宅と中古住宅の購入リスクについて

おはようございます。

 

今日はタイトルにあるように新築と中古住宅のリスクについて少し書いてみたいと思います。新築住宅は新品なので問題も少なく、中古住宅については年数が経っており傷みもあるし、見えない箇所について心配だとお聞きします。それって本当でしょうか?

 

まずは中古住宅から確認しておきましょう。住宅内部は実際に住んでいた事もあって、傷みが生じています。また、築年数が経っていますが多くのケースはメンテナンスをされていない事が多く、建物外部の壁、屋根などについても目視で劣化しているケースが確認できます。また、設備は故障しない限り交換をしないです。更に床下や、天井裏などを確認すると雨漏り跡や白蟻などの被害がある事もあります。

 

このように中古住宅は目に見える問題から床下・天井裏はたまた壁内部など目に見えない箇所まで劣化している事があると思う方が良いでしょう。ただし、これらについては昨今、住宅検査、精密検査により購入前に確認する事も出来るようになりましたし、リフォームやリノベーションにて劣化している箇所を改善する事は可能となっています。また、住宅検査によって劣化・不具合の多い中古住宅を改善すると費用は大きくかかりますが、劣化・不具合の少ない中古住宅を購入して改修しても新築住宅よりトータルコストを安くできるが多いです。

 

さて一方新築はどうでしょうか。勿論、住宅は新品なので施工不良等がなければ問題は少ないでしょう。ただし、新築住宅を土地から購入するケースとなると支払い能力が危険な方もおられます。特にこれからこどもが大きくなる子育て世代は特に注意が必要です。今の家賃並みのローンであれば支払えると考えて人が多いようですが、子供は幼稚園⇒小学校⇒中学校⇒高校⇒大学と教育費用は増えていきます。収入も増加していけばよいのですが、昨今の経済状況や雇用条件の変化などを考慮すると・・・。住宅ローンの返済を完済するまで30~35年間ありますからじっくりと返済計画を考えないと、ローンの支払いが滞ってせっかくのマイホームを売却しなければならない。なんて事にならないように返済計画はしっかりと相談・検討しましょう。

 

以上のように中古住宅は住宅本体に劣化・不具合がありますが、住宅診断をして中古住宅の良悪を確認して、さらに改修費用をかける事で劣化・不具合を改善できます。新築住宅は住宅本体に問題は少なそうですがコストの問題がありますので、完済できるかしっかりと購入前に検討しましょうね。借りれる額でなくて返済できる額が重要です。

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